強引な手口によるAV出演契約は全年齢でキャンセルできるようにしたら解決できる?
更新日: 2022-04-29 10:25:51
成人年齢の引き下げで起きるAVの問題
成人年齢が20歳から18歳に引き下げられたことによって、AVである問題が起きているそうだ。
どんな問題かというと、強引な手口で出演契約をさせられた18歳・19歳の女性を救えなくなってしまうという問題だ。
強引な手口とは、例えば女性を個室などに連れ込み、半ば脅しのように圧力を加えて契約書にサインをさせるなど、あらゆる方法で断れない状況を作り出して契約を迫るらしい。
このような手口で契約させられた場合、法律改正前であれば「未成年者取消権」により、契約の取り消しだけでなく、販売の停止や回収も求めることができたが、成人年齢が18歳に引き下げられると、18歳・19歳は成人として扱われるため、この権利が使えなくなってしまう。
また、こういった形で契約書にサインをさせられた場合、警察に相談しても「強制させられた」と立証することが難しいため、事件として扱うことが難しいのが現状とのこと。
成人年齢の引き下げが問題なのか?
この問題は、成人年齢の問題ではなく、強引な手口で契約をさせることができてしまうことにあると思う。
成人年齢については、18歳は大人の判断ができるであろうという考えから成人年齢を引き下げたのだから、18歳は成人として扱うべきだ。
「法律改正後も、AVだけは18歳・19歳を未成年として扱うべき」という意見もあるけど、AVだけは例外にするという考え方はなんだかおかしな気がする。
いずれにしても20歳以上は救われないという問題
仮に、成人年齢が20歳のままでも、救われるのは18歳・19歳だけで、20歳以上の女性が救われないという問題が残ってしまう。
契約のルールを変えられないか?
全ての年齢の女性を救うためには、成人年齢を下げるかどうかではなく、そもそも強引な契約をできにくくする方法を用意するべきではないか。
例えば、強引にサインをさせられても、1週間とか10日程度の猶予期間を設け、その間に撮影をすることを禁止し、その期間内であれば無条件に契約をキャンセルできるようにはできないものか。
それができれば、一旦契約書にサインをしてしまっても、誰かに相談したり、直接会わずにキャンセルすることもできるし、18歳・19歳だけでなく全ての年齢の女性が救われるのではないだろうか?