日本ユニセフ協会に寄付をするのは間違いなのか?
更新日: 2022-04-06 15:56:18
日本ユニセフ協会に寄付をしても、その寄付金が全額送金されるわけではないとして批判する人がいる。
具体的には、募金額の17.4%(2021年度)が日本ユニセフ協会の維持や活動、CMやポスターなどの広告宣伝に使われている。
それに対して比較されるのは、ユニセフ親善大使の黒柳徹子さんで、彼女の口座に送金した寄付金は全額送金される。
ここまで聞くと、黒柳徹子さんの方へ寄付した方が良さそうだなと誰もが思うはず。
しかし、考えてみると必ずしもそうではないように思える。
日本ユニセフ協会へ寄付をすると、17.4%(2021年度)が日本ユニセフ協会の維持や活動の為に使われることになるが、そうやって組織的に活動した方が寄付金の総額が大きくなるのは事実だと思う。
実際、黒柳徹子さんに集まる寄付金は年間 1~2億円ほどに対し、日本ユニセフ協会が集める寄付金は、2021年が 237億円。
善意の寄付金の一部がピンハネ(?)されているという気持ちになるのは理解できるけど、実際には、そのように組織的な募金活動をすることによって、集まる寄付金が大きくなり、より多くの人を助ける事に繋がっていると思う。
このように考えると、日本ユニセフ協会の方に寄付をするというのは悪くはないと思いました。
ただし、寄付金が全額送金されると思ったのに…という気持ちになる人もいると思うので、募金箱やパンフレットにどのように使われるのかを記載しておけば、納得した人のみが募金をすることになるので、協会への批判は減るのではないかと思いました。
[出典元]
日本ユニセフ協会 収支報告
https://www.unicef.or.jp/about_unicef/about_report.html
黒柳徹子 公式ホームページ トットちゃん
https://totto-chan.jp/unicef/
36年の間に、のべ42万人のみなさんから61億円(2020年8月末まで)