自転車の乗り心地は、タイヤの空気圧で大きく変わる
更新日: 2021-12-12 11:02:50
タイヤの適正空気圧とは
タイヤには適正空気圧というものがあり、それはタイヤの側面に記されている。どんな事が書かれているのかいうと、タイヤの下限空気圧と上限空気圧だ。単位は様々だが、どれも同じ意味を表していて、この範囲内の空気圧で使用して下さい、という意味。
(記載例) 550-685 kPa (80-100 PSI / 5.5-6.8 BAR)
※ kPa, PSI, BAR という単位ごとに数値が書かれているだけで、同じ意味。550-685 kPa なら 550kPa から 685kPa の範囲で空気圧を調整して下さいという意味です。
タイヤや空気圧を変えるだけでまったく違う乗り心地になる
試乗時はタイヤに注意
こんなエピソードを聞いたことがあります。ある方が購入を検討している自転車をショップで試乗したところ、乗り心地の良さに感動して購入したそうです。そして、後日納車された自転車に乗ってみると、試乗した時とはまるで違い、試乗時の乗り心地の良さを感じなかったとのこと。
その理由は、試乗時と納車時で違うタイヤだったから。同じ自転車でもタイヤや空気圧を変えるだけでまったく違う乗り心地になるというエピソードです。
上限ギリギリの空気圧で乗っていたころ
自転車に乗り始めた最初の頃、上限ギリギリの空気圧で走っていたけれど、道路の状態によって乗り心地が非常に悪いという事を知った。舗装道路でも、経年劣化でゴツゴツと荒れていたりすると、ガタガタガタガタという不快な振動が手やお尻に伝わり、思わずブレーキしてスピードを落とすほどだ。ママチャリに乗っていた頃は、未舗装路でも普通に走れたし、こんなにも乗り心地が悪いものなのかと思ったほどです。
乗り心地の悪い原因は高い空気圧
空気圧を高くすると、タイヤが固くなって、転がり抵抗が減ってスーッと進む。その代わり、路面の凹凸をモロに受けるので乗り心地は悪くなる。早く走りたくても、乗り心地が悪くてブレーキを使うくらいなら、空気圧を低くした方が結果として早く漕げるのでは?というのが今の気持ちです。今は、下限ギリギリに落としているので、乗り心地はマシになりました。でも、まだ乗り心地に不満があるので、次に買うタイヤは太めで適正空気圧が今よりも下のものを選んでみようと思っている。
タイヤの空気圧は、最初は高めにしておき、乗り心地が気になるのであれば下げていけばよいと思いますよ。