江戸川乱歩「双生児――ある死刑囚が教誨師にうちあけた話」を読んで
公開日: 2022-03-23 07:36:21 (316文字)
更新日: 2022-03-23 07:34:48
更新日: 2022-03-23 07:34:48
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強盗殺人で死刑囚となった男が、実はもう一つの殺人事件を犯していたと教誨師に告白する。
受刑者が獄中から犯罪を告白するという展開に、映画「凶悪」を思い出した。
作品タイトルが「双生児」なので、読んでいる途中で「双子が入れ替わる」と予想できたし、実際にそうだった。では、ラストにどんな展開が待っているのだろうと期待していたら「指紋が反転していた為に、兄の指紋と自分の指紋を間違えてしまった」というものだったので、ちょっと残念だった。
せめて、何か考察する部分を残してくれたらよかったのにな…。